山のある休日 - Go mountain -

山に登って、思ったこと感じたことを率直に伝えていきます。その先に「山っていいな」「登山はじめてみようかな」と思っていただければ。

伊吹山【滋賀】|ふたつの百名山の名前を持つ滋賀の最高峰でアルプス前の体力作り

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2018年9月10日
滋賀県伊吹山に登った時の話です。

関西で数少ない日本百名山のひとつであり、滋賀県最高峰の標高1377mです。
ここ伊吹山はもうひとつ花の百名山という側面も持ちます。イブキ〇〇という固有種がたくさん自生する場所でもあり、時期には色とりどりの花が山を彩ります。かと思えば冬には一面の白銀世界と変貌するのがこの山。
ずいぶん昔のことですが、ギネスにも記録されるほどの積雪が過去にはありました。この日本で。しかも滋賀で。

伊吹山近いコンビニ前。助手席でカメラいじってるとSDカードが入ってないのに気づいた。登り始めてからだとただの錘になるとこでした。忘れてきたのだから運が悪いのか、登る前に気づいて運が良いのか…。


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伊吹山の全貌。やや左のボコっとしたところが山頂です。冬になれば新幹線から雪をまとった白い山が見えますが、アレです。

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7:28
ナビに伊吹山登山口で入れて向かえば脇にたくさんの駐車場が現れる通りに着きます。おいちゃん、おばちゃんが呑み屋の呼び子みたいにわらわらと立って、手を振りながら勝手に誘導されていきます。
私たちもフロントガラス越しに指差しのジェスチャーのみで料金など知らず誘い込まれたクチです。料金は400円とお安かったので問題なしでした。


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7:37
朝早いのにたくさんの方がいます。下りてくる人はナイトハイクだと思います。伊吹山のナイトハイクはリストアップ済みなので近いうちに消化する予定です。
受付で協力金を払うと簡易パンフを貰えます。
協力金なので払わなくても通過できると思いますが、施設の維持や登山道の修繕など、必要経費だと思うので、出来ましたら協力をお願いします。

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いくつかの施設に自販機がありますが、動いているか確認してないので頼りにはしないでください。売り切れってこともありますし。
ここからもうこの山に太陽を遮るほど勇敢なモノはありません。紫外線の猛威に晒され続けます。日焼け止めを駐車場でも塗ってきましたが、さらにここで重ねて塗りたぐります。焼けたくないのに太陽に近づいていく登山者の矛盾です。

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いいお天気です。外に出ないという選択肢はありません。

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前のおいちゃんとはウサギとカメの仲です。追い越し、追い越され。その度に笑顔で会釈。山は本来の人と人との関係に戻れる数少ない世界。

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あれが1377mの頂きです。

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ススキの画だけみていると秋のそれですが、体感は完全に夏です。まだまだ盛夏です。年々夏が長いくなる気がするな。

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伊吹山に自生するお花たち。ホントに固有種多い。

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8:55
3合目のトイレがもう小屋くらいのスケールです。さすが百名山。そもそもこの程度の標高で途中にトイレが設置されてるのがすごい。

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今はウサギなおいちゃん。

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夏です。この画。

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少し手前から足元に石がぽつぽつ現れ始めます。ランシューとかだとすべってしまいそうなので、トレッキングシューズかトレランシューズがいいと思います。トレランシューズも慣れてないと足の裏痛いかな?

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グイグイ登ってきました。もう3合目がずいぶん下です。

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サラシナショウマ

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イブキレイジンソウ?他に似たのもあって区別がつかないくらいに高原植物の知識がインプットされていません。

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11:00
山頂。否、ニアーニアーで海の家感がすごい。伊吹ドライブウェイをつかって車で上がってきてる人と登山で登ってきた人が半々位でしょうか?日によっては登山なカッコしてる方が浮きそうでこわい。

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この日一番のショット。なんかいい。

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ブームど真ん中のタピオカ店に負けないくらい写真撮影の列が出来ていたので諦めて遠慮がちに横からパシャリ。

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お品書き。

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買うか買わないか考えた末、買わなくて後悔したものランキングで五指に入る伊吹牛乳。

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ここで売ってる意味とは。

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悲しいかな。トマトもキュウリも食べれません。どっちもほとんど水分でしかなくて栄養ほぼないから食べれなくても問題ないと定義化して生きています。

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下山途中の売店で出会ったパピオンのパピくん。アイドル犬としてお客さんに愛嬌たっぷり振りまいていました。偶然この日が今年最後の営業日だそうで再会は翌年の雪が溶け始める頃だそう。店じまい前なので冷蔵ケースは炭酸が数本並んでいる程度でした。

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13:44
おつかれっす。

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次はナイトハイクでのお越しになると思います。ありがとうございました(^o^)

K氏の提案でせっかくだし彦根城ひこにゃんに合って帰ろうとなり、行き道のかんぽの湯彦根に寄りました。

これがまた狭いし、お湯がめちゃくちゃ熱い。汗流しにいったはずが上がってからまた汗かく始末。琵琶湖がよく見えるから見晴らしは良いんだから露天作ってほしかったな。

人それぞれ感じ方は違うのでこれはあくまで個人の感覚です。

 

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彦根といったら彦根城で、彦根城といったらひこにゃんの筈がこの日はもう出番が終わっている件。ずーっといてるもんだとばかり思ってたら1日30分が2回程度しかない。きっちりフルタイムで働けし。

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この造りを見てもえない男はいない。ロマンでしかない。昔の人はすごい。

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この角度はパンツ見えちゃう。

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最上部からのロケーションはさすがの一言です。お殿様だけの特権でしょう。

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梁エグい。重機もない時代によく組んだものです。
時間があるなら一見の価値ありです。ひこにゃんいなくて出鼻をくじかれましたが、お城だけでも十分来る価値あります。ん?
そりゃそうか。ひこにゃんの方が認知度高くコイツがオプションであることを忘れてました。メインはお城です。

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伊吹山登山を終えて

本当は花のハイシーズンに登る予定が急遽決めたアルプス遠征を前に体力作りのトレーニング登山に選んだ伊吹山。花の時期もそうですが、ナイトハイクも良さそうなのでアルプスから戻ったら早めに計画を立てて再訪する予定です。
全体を通して危険箇所は全くなく、お子さん連れでも楽しく歩けます。1合目からは日陰がゼロなので真夏はちょっと辛いかもしれません。

ロケーションは文句なしなので、登山を始めて体力に自信がついたらステップアップとしてぜひ登ってみてください。