山のある休日 - Go mountain -

山に登って、思ったこと感じたことを率直に伝えていきます。その先に「山っていいな」「登山はじめてみようかな」と思っていただければ。

鎌ヶ岳【三重】|鈴鹿セブンマウンテン、鈴鹿の槍ヶ岳から水沢へ周回

 

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2020年9月21日
三重県は鎌ヶ岳に登ったときの話です。

この日、登山自体がサブ案で本来の予定なら京都の東寺で毎月行われる弘法市に行く予定でしたが、生憎のコロナ禍の影響で開催が中止となり、代替案で登山が浮上したわけです。相変わらず好きだね、山。

今回登るのはいつぞやの竜ヶ岳以来の鈴鹿セブンマウンテンの一角、鎌ヶ岳。山ビルの巣窟として関西では有名で梅雨時期を避けていつか、と思っていたいつかが今日となりました。

御在所岳藤原岳に次いで鈴鹿セブンマウンテンは3座目です。セブンと謳っているのでもちろん7座あります。竜ヶ岳も登りましたが、予期せぬ悪天候により途中で断念したのでノーカウントです。

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7:00
宮妻峽キャンプ場です。
20台程は止めれそうな広々した駐車場です。
横のキャンプ場から朝ごはんのいい匂いが漂います。

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陽がまだまだ低いの肌寒いです。15℃ないと思います。それでも山は歩けばすぐ汗かくし、歩き出すときに1枚羽織るかどうするか1番迷う季節です。

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8:01
水沢峠から入道ヶ岳へ向うので帰りは前の車進入禁止の車止めの方から降りてきます。スタートは右の上り坂の方をいきます。

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しばらく林道です。

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冬の雪だるま作成時の材料です。雪山でいざ作ると顔と体は出来ても目や口をどうするかですんごく悩みます。使えるもんが全然なくてホントに苦労します。全部雪の下だからなんもなくてりゃそーだけど。

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8:08
NICE DAY
になるようにきちんと準備運動をして登山開始です。

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さっそく一発目の渡渉。いままでの経験からこの始まり方の山にハズレはありません。

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ウソみたいなキノコ。なんで神様はこんな形にしたし。満場一致で卑猥茸と命名

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集合体恐怖症いじめ。

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なんて掘り間違えたのかきになる件。「妻」

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一時ハマっていた苔撮りが最近また再燃しています。苔ってよく見ると種類が様々で、色が違ったり、丈が違ったり。被写体としても優秀だし出来る子。

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秋が近い。

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こういうザレたとこにくると鈴鹿来た感が増します。

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常識にとらわれない奴。

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やっと少し眺望が得られました。尾根に出るまでは基本的に良好な景色のごほうびにはありつけません。

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いつになく、ここまでなかなか軽快な足取り。30過ぎると準備運動がこのへんで活きてきます。

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9:21
尾根に出る分岐です。鎌ヶ岳へは左。右は雲母(きらら)峰方面です。

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木に隠れた左側が本日のメインディッシュの鎌ヶ岳。

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2本目の矢印のてっぺんが山頂になります。こっからずっーと岩です。楽しさしかありませんね。
入道ヶ岳、水沢(すいさわ)峠へ行く場合、またここに戻って(下りて)きます。御在所に行く場合は山頂まで登って奥へいくようです。

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登りながら振り返るとこんな感じ。危ないって感じるようなところはありません。初心者コースです。

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9:56
鈴鹿セブンマウンテン3座目の山頂です。山を始めて丸4年でまだ3座目とはなかなかの非効率です。ですが、今日はこのまま入道ヶ岳もゲットしにいくので4座目はもう手中です。

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山頂からの最高の景色と天気です。前にそびえるのは雨乞岳だと思います。

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反対側は伊勢湾です。

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車の台数から登ってる人少ないのかと思いきやなかなかの混雑っぷりです。でしかありまさん。ルート設定が多いので自分の車を停めたところだけでは判断できませんね。御在所から辿って来てる方も多いようです。
陽はよく射してるものの風が完全に秋なのでなにか羽織らないと半袖一枚では寒いです。
食事をとるには少し早く、まだ先もあるので5分程度の短期滞在でささっと下ります。

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行きに通った分岐を次は水沢へ進みます。

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振り返る鎌ヶ岳。アルプスを彷彿とさせるかっこよさ。

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標識は常にしっかりあるので迷う心配はありません。

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どんぐりに続いて秋発見。
水沢までの尾根沿いは道が狭く、ご飯が出来るような所はないので鎌ヶ岳の山頂でとっておくのが今思えば無難です。


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ところどころロープや手をかける岩場がありますが、ここも初心者レベルです。

常にザレ場は続くのでスニーカーのようなグリップのない靴では絶対に入らないでください。滑って怪我します。
笹や枝でパンツもよく擦っていたのでトレッキングパンツもきちんと履いてきた方がいいです。足を上げる場面も多いのでデニムのようかストレッチの無いものだとストレスMAXです。
要はちゃんとしたトレッキング装備で来てくださいということです。

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おそらく日頃の行いのいい人が鈴鹿山脈に集っているのでしょう。でないとこの天気は説明がつかない。

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振り返る度来た道を確認できて楽しいです。

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11:30
そして付けがちなお名前の岩場の降臨。もう少しひねってみて欲しいところ。

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ここまさか直登するのか思いきや向かって右奥に巻道があります。冷静に考えたらこんなガレた壁登れるわけない。

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水沢岳はただの通過点です。

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相棒がグラビアアイドルを撮るかの如く、立つ位置やら顔の角度まで指示され撮った写真。割りに余計なもん結構写ってるな。

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12:01
水沢峠です。ここを左に下ればスタート地点の宮妻峽キャンプ場に出ます。今日は入道ヶ岳を回るので下りずに真っ直ぐ進み、入道ヶ岳から宮妻峽キャンプ場に下ります。
この分岐に大人3人くらいはダラっと使えるスペースがを確保出来たのでお昼にします。補給食で繋いだとはいえ、歩き出して4時間はさすがにお腹空きます。

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久々にプリムスのスパイダーを持参。山やってたら憧れてストーブ買うけど数回使ったら持ってくるのめんどくさくなるアレです。
カップ麺食うお湯くらいなら山専のボトルでこと足りるし、手間いらないのがいい。最終、人は楽な方へ転がるようにプログラミングされています。なんならもうおにぎりだけでもいいです。

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コンビニでカップ麺買って箸もらったにもかかわらず、車に置いてきた人間がその辺の枝でなんとかしようとプチサバイバルを展開している様子です。念入りにアルコール消毒してから使ってましたが、帰るまでお腹がピーピーになることはなかったようです。

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ご飯の横で見つけた空を飛ばない方のホトトギスです。

飯食ったし、さぁ入道ヶ岳目指してと思ったら相方の膝が行きたくないと言い出しました。片足だけ痛む模様。入道ヶ岳まで回れば車までまだ3時間近くはかかります。ここから下りたら1時間ちょっと。ということで、無理して行く場面でもないし、入道ヶ岳はまたの楽しみにして今日は大人しくワープします。こんなとこで使う言葉でもないですが、下りるのも一つの勇気です。山では状況、状況で慎重な判断が必要になります。


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13:07
下り出し。等高線のとおりなかなか急な下りです。

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下りは足滑らさないよう注意です。
このルートは下りより登りに使うのが楽しいルートだとおもいます。

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一部崩壊寸前です。

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13:42
この標識からの林道がまた長いこと長いこと。楽しかった山の思い出をザクっと切りとってしまいます。

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ダラダラと歩む、グチグチ会社の文句言いながら。
さっきまでの景色や花を愛でてた心はどこに行ったのやら。

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14:36
NICE DAYになったよ。入道ヶ岳は今度になったけど、また来る口実が出来て良かったよ。

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14:42
朝使った駐車場と同じ場所かと思うような台数。山とキャンプで半々くらいでしょうか?

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15:19
帰りは前に御在所帰りに寄ったアクアイグニス。温泉サイコーのいいイメージで溢れてたのに人多すぎに見事上書きされました。
この4連休はどこもかしこもいっぱいです。コロナで動けなかったGWとGoToキャンペーンのそれです。

ん?まてよ、前来た時あんなとこに道路通ってたっけ?
って、なって引っ張り出してきたのが3年前の5月の写真。

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2017年5月には土台だけだったのが見事に出来上がって開通してました。そういや行きしな通ってるやん!人ってすごいなとちゃんと感動した瞬間。

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温泉施設入口。もうひとつ大きい入口も正面にあります。

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中ではカクテル等飲み物の販売やらお土産屋さんもあります。温泉は大人800円でバスタオル他の有料貸出もあり。

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明日、子守りに来てくれる妹へのお駄賃としてオリーブオイルを購入。こんなん使うくらいシャレた料理が作れる腕がほしいな。

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温泉を出てブラブラしてると前にはなかったような、気づかなかっただけなのか食器類の販売所が。寄らないわけにはいきません。

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レンジ対応の文字に目を輝かせるヤツ。

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子供のお土産にコマを購入。可愛い食器もあったけどこれは奥さんに聞かないといけないところ。細かいところの趣味が合うようで合わない。

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温泉の次に楽しみにしていたスイーツショップ。ここもアクアイグニス内です。相棒情報で有名パティシエが監修しているようですが、存じ上げなくてすみません。


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ご当地ネタ大事。御在所ロック。これしか浮かばないわな。三重ネタなら個人的には伊賀の忍者(ジンジャ)エールの方が好き。

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ケーキと紅茶で完全に女子化。カップルか女の子同士しか周りにいないのに堂々と座れちゃうメンタルの強さだけは産んでくれた親に感謝しなきゃいけない。

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ふたりで時計を見て、名神で渋滞に巻き込まれるのはわかってるのでアイスコーヒーをテイクアウト。このあと第二京阪に入るで3時間近くかかったのは言うまでもありません。
アイスコーヒーは京都までもちませんでした。


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登山を終えて

 毎回7つの山中でここが1番いい山だな、と思わせてくれる鈴鹿セブンマウンテン。今回の鎌ヶ岳も正にそれで次は入道ヶ岳か雨乞岳か。いずれにせよ、また今日と同じくここが1番って言ってるに違いない。最近は滋賀と奈良の交互になってるから三重も開拓していこう。

 

おしまい。